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福岡伸一【生物と無生物のあいだ】を読んで
- 2010/01/24(Sun) -
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)/福岡 伸一



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草むらの影に入り口を開けた暗い防空壕。おそるおそる階段を下りて中を覗こうとしたが、水がたまった地下の廊下は真っ暗でその奥行きは見えなかった。




 エピローグに書かれている一文。


この文を読んで「どんな光景か」を想像出来るだろうか。




この光景を見て「多分こういった光景なんだろうな」と想像できるのは、子供よりも大人の方が相対的に多いだろう。


それは今まで見た事や経験した事の中に似たものがあり、記憶の中からそれに似合うものを選び出す事が出来るから。

人という生物は、時間とともに新たな情報を常に手に入れている。














 タイトルにもあるとおり「生物と無生物のあいだ」は何なのか。


生物、つまりは生命とは何か。


現在、生命とは「自己複製を行うシステム」である、とされているが、今でも論議の対象となっているらしい。


この著書は、「自己複製を行う事」とされているのが正しいのか、それについて生物の中でおこっている事を細胞レベル以下まで落として見てみる内容となっている。






ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある人と、栖(すみか)とまたかくのごとし。」


方丈記の冒頭部分のごとし、生物の中でもそれが行われている。


生物の中では秩序をまもるために絶え間なく壊されなければならない

つねに自己複製が行われる事によって、生物は行き続けている。


人もそう。 見た目は変わらなくても、細胞は常に壊れ、生まれ続けている。


目に見える生物は全て同じ。 これからはそういった観点で世の中を見ると新しく面白いかもしれない。












 本を読み進めれば進めるほど、生物って凄いなぁ と感心させられるばかりになる。


本の内容は、生物のシステムの解明の歴史と方法や内容が書かれている。


顕微鏡で見れる最大値が進歩し、DNAが解明され、細菌が発見され、となるが、その中でもより感動をする内容があった。


後半の「ノックアウトマウス」による実験だが、実験によって細胞に人為的に中途半端な細胞を結合させると異常が起こる事がわかった。


それは、最初から異常であればそれを周りが補って問題なく発育するものが、一度完成されてからでは補えなくなってしまう事の発見となっている。




説明が不十分かと思われるが、生物には自己複製能力があるものだが、それを強制で複製できないようにしてしまう事が出来る。 それほど自己複製能力や生物というものが完璧に動いている事だ、という事。




説明が難しい。 




つまりは、何が言いたいかというと「生物って凄いな」という事・・・
















 冒頭に書いた一文について。


細胞であれば自己複製能力はあっても、そこの応用などは万全ではない。


川の流れは絶えず変わってはいるが、それを自分で変える事は出来ない。




だが、その細胞で出来ている人間は、川の流れを自分で変える事が出来る能力を持ち合わせている。


子供の時は想像出来なかった光景でも、その後の経験で想像出来る光景となる。


それを絵に描いてアウトプットする事も出来る。


自転車に乗れなかった人でも、練習をする事で自転車にのる事が出来る。


もし、自分で「自転車に乗れるように練習する」というように川の流れを強制的に変えるような努力をしなければいつまでも出来なかった事を、自分で流れを変えて乗れるようになれる。


それが人間という生物の強みだ。




何も出来ない、と自分で川の流れを変えないのではなく、川の流れを変える努力をしていこう。


それが人間という生物なのだから、と今一度思い立った。








以上で「生物と無生物のあいだ」の読書感想文を終了します。



















ノックアウトマウス 【のっくあうとまうす】


一部の遺伝子を破壊(ノックアウト)した実験用マウスのこと。特定の遺伝子のはたらきや、新薬の効果を調べるのに利用される。たとえば、ある遺伝子ついて調べたいとき、その遺伝子を破壊したマウスを遺伝子操作でつくり、正常なマウスと比較して異常な点を発見すれば、その破壊した遺伝子の機能がわかる。生まれつき高血圧になるノックアウトマウスをつくり、新薬の高血圧への効果を判定したりするなどして活用されている。









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