茂木健一郎【思考の補助線】を読んで
- 2010/01/24(Sun) -
思考の補助線 (ちくま新書)/茂木 健一郎



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 著者である茂木健一郎氏の本をいくつか読んでいる。


専門性のある著書もあるが、全体的にとても「読みやすい」本が多い。


読み終わった時に、自分の持っている考え方の幅が増えた、もしくは忘れていた事を思い出した、などという気持ちになる。


すっきりと頭に入ってくる言葉の使い方。 表現の方法。




茂木氏は、閃きや気づきの瞬間に「あっ!」と感じる体験を「アハ体験」として紹介している。


アハ体験は、脳を活性化するという。


まさに茂木氏の本を読んだ時に「アハ体験」をする感覚。




読書感想文としては反則技となるかもしれないが、今回は本の中の言葉だけを抜き出してそれぞれの感想を記述しようと思う。










 「理系」「文系」などというくだらない腑分けにこだわっているうちはまだ、情熱の程度が低い

個人的にとてもこだわっていた。


自分は「文系」人間といわれる考え方をしてしまうのが悩みでもあり強みでもあり、「理系」人間と言われる考え方の人に憧れを感じてしまう。


どうしても「理系」人間の考え方の人と同じ思考回路がもてない。




だが、そういった考え方を持ってしまう事自体がまだまだ未熟だった、と気づかされた。




「理系」人間と言われる人の考え方に憧れるのであれば、自分がそういった考え方をする事を心がけて吸収すれば良い。


それが出来れば、自分は「文系」でも「理系」でもなく両方の考え方をもてるはずだから。


そこの2分化にこだわってしまう事は、自分の限界値を決めてしまっている事になってしまっていた。












 日本語で表現するということを選択した瞬間に、ほぼ自動的に、「日本人」だけが実質構成員となる「日本語圏」の中に読者が限定される




当たり前の事だが、この文章を読んでなにか納得してしまった。


当たり前の事は、当たり前すぎて意識の中から飛んでしまう。


当たり前の事を当たり前にするためには、意識をして当たり前としなくてはならないだろう。












 人間の「個性」とは、他人とのやりとりを通して獲得される共通の基盤の上に構成されるものだということである。




個性がある、とは「人と違う」という比較対象があってはじめて認められる。


それを勘違いして「自分はこうだから」と個性を持っているという勘違いをしがちである。


他人が見てはじめて「その人の個性」となる事を認識しなくてはならず、他人がいると言うことは、他人を常に意識して自分を構成しなくてはならない。


それが思いやりなどに繋がるのかな、そしてそれが出来る事が自分の個性となるのかな、と思った。


また、基礎が出来てからこそ応用となる、という事もこれに似ているのかな、と思う。










 「考える」とは、脈絡をつけ、結び、融合し、組み合わせ、解きほぐし、包まれることである。




この文はあとがきに書かれていた一文である。


一つ一つの行動に対し明文化する事はほとんどない気がする。


書かれてはじめて「そうだな」と思える事は多々ある。




自分の中で大事にしている考え方の基本として「無知の知」というソクラテスが残した考え方を持っている。


自分は何も知らないという事を知っていなくては、これから知っていこうとする意欲が薄くなってしまう。




何も知らないのだからいろいろな事を知りたい! そう思ってたくさんの本を読んで他人の考え方や、世界観をみたい、と思い読書する。


そこで得た知識(とはいっても知識の本の一部分という事を理解しなくては無知の知の意味がわかっていないのだが)を頭の中で結び、融合し、組み合わせて、新しいアイディアとして発する。


それが自分の仕事に繋がってくる。


天才ではない人間は、新しいアイディアを生み出す方法を知らなくてはならない。


それが、たくさんの知識の融合だ。




「考える」事が出来るようになるために、これからも本を読むという一つの方法を進めていきたい。




以上で「思考の補助線」の読書感想文を終了します。




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