東野圭吾「新参者」を読んで・・・
- 2010/01/10(Sun) -
新参者/東野 圭吾



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 テレビの影響もあり、「容疑者Xの献身」と「ガリレオ」が知名度を独占している東野圭吾作品のミステリーだが、刑事シリーズとしては

「加賀恭介シリーズ」もガリレオシリーズと共に読み応えのある作品。


去年からの東野圭吾(マイ)ブームの中で発売された新刊が「新参者」だった。


ちなみにこれは、安土城を買ったときのポイントで購入。

ある意味運命的な出会いとなった。






 ガリレオシリーズはガリレオ先生こと湯川教授が事件を解明していくが、この加賀恭介シリーズではその名の通り加賀恭介警部補が事件を解決する。

しかしこの両者はまったく違った行動と理論で謎解きを行う。


この「新参者」を読みながら頭に浮かんできた事が「パズルを組み立てる方法」の違い。 これが両者の謎解きの方法の違いと重なった。

よく謎が解けた瞬間に「全てのピースが埋まった(繋がった)」などと言うが、そのせいでパズルが想像されたのだろう、と。


ガリレオ先生は、見た事も聞いた事もないような方法を知っている。

その方法を使ってありえない場所からパズルを完成させていくようなイメージだ。

本当にそんなコツがあるのかはわからないが、パズルがまったく同じ形にならないように切られている事を利用してある特殊条件の切り口だけを集めるとその

場所からパズルが完成する、ような方法を見出しパズルを完成させるような感じ。


それに比べ、加賀警部補は端から順に中心に向かって少しずつパズルを完成させるようなイメージ。

決して地味という意味ではなく、自分のやるべき事を少しずつ無駄なく周りから追い詰めていく。 そして目標に向かって確実に進む。

どこかに偏ることもなく、そしてどこかを疎かにする事もなく。


どちらも確実にパズルを完成させるのだが、両者はまったく違った切り口で進む。

どちらもそれぞれに魅力がある。


もしテレビ化されたとしたら、人情味あふれる加賀警部補を誰が演じるのだろうか?

事件を解決するだけではなく、殺人事件なので本当はこういった言葉が適切ではないのだが、人情味のある終末を向かえる味のある俳優は誰なのだろうか。






 「新参者」を読み進めると、前半は短編集のような構成となっている。

しかし進んでいくうちに少しずつ事件が解決に向かっている事を感じることが出来る。

決してダイナミックに物事は進むのではなく、一歩一歩確実に進んでいる感覚が主人公の魅力。

しかしその行動力と推理力は決して非凡ではなく、終わってみればこの人でなくては解決出来なかったと思われる。


そんな人に僕もなりたい。







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コメント
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基本的にあまり本を読まない自分ですが(お恥ずかしい!)、ドラマ「ガリレオ」見てハマリました。ちょっと買って読んでみようかなー。面白そうだし。
2010/01/11 23:40  | URL | 新見克之 #-[ 編集] |  ▲ top

--
新見さん> テレビ版は見てないのではっきりとは言えませんが、本で読むと更にはまるかもしれませんよ!
新参者以外も面白いのでオススメです( ̄ー ̄)
2010/01/12 00:24  | URL | イプシ #-[ 編集] |  ▲ top


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